アイスランドの火山噴火によるヨーロッパ航空事情

アイスランドの火山噴火によるヨーロッパ航空事情

2010年4月15日にアイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル火山が噴火しました。
この火山灰の影響が広範囲に広がりつつあり、欧州の空は大混乱となっています。

アイスランドの火山噴火
写真はロイター(http://www.reuters.com/)より

火山灰に含まれるガラス、砂、岩などの破片が飛行機のエンジンに深刻なダメージを与え、
乗客を危険にさらすことから域内での運航を禁止する国が増えています。
18日現在で約30カ国の空港で閉鎖や飛行制限などの影響が出ています。

イギリスでは一時空港閉鎖が解除されましたが、再度全空港が閉鎖されており、
そのため大陸に渡る他の方法であるユーロスターやフェリーは満席だそうです。


問題はこの噴火が止む見込みがなく、火山灰の影響範囲が広がってきていることです。
以下のNASAの衛星写真で見える白い部分が火山灰なのですが、欧州全域に広がっています。

アイスランドの火山噴火による火山灰の影響範囲
写真はBBC(http://www.bbc.co.uk/)より


ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways:BA)などの航空会社に与える
影響は一日130万ポンド(200万ドル、約180億円)の損失にもなるとか。

この空港閉鎖や欠航による影響は米同時多発テロ時を超える可能性もあり、
そのため、航空会社の株価も下落しています。

経済活動だけでなく、外交活動にも影響が出ています。
最近飛行機の墜落により亡くなったポーランドの故カチンスキ大統領の国葬で
オバマ米大統領などの各国要人が出席を取りやめました。

このままでは埒が明かないと、KLMオランダ航空(KLM Royal Dutch Airlines)、
ルフトハンザドイツ航空(Lufthansa)、エア・ベルリン(Air Berlin)、
エールフランス(Air France)が独自にテストフライトを実施し、フライトに
火山灰の影響がなかったことを確認しています。

もちろん航空会社としては一刻も早く運航を再開したいでしょうが、
乗客の安全を考えるとそう簡単に再開とはならないのではないでしょうか。

明日19日(月)にEUのtransport minister達によるテレビ会議が行われます。
ここで安全宣言されたとしても、火山灰の影響がなくなるまでしばらくの間は
正直私は飛行機に乗りたくはありません。

仕事関係でも日本からの出張が中止になったり、ロンドンからの出張が中止になったりと
いろいろ影響が出てきています。


運航再開を待つ人
写真はロイター(http://www.reuters.com/)より

写真のように家に帰れない人達から見ると、一刻も早く運航再開してほしいでしょうね。

早く噴火が止まってくれるといいのですが。。。

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